柳と燕

4月になると、ツイッターでツバメの話を見るようになり、

5月になると、皆が巣作りなどを応援する様子が伝わってきて、

毎年恒例の温かく、嬉しい話題です。

ツバメで感じる春の訪れ。

そして、さわやかな風が緑になった柳の葉を揺らして、

いよいよ夏が近づいてきたなーと感じる日も。

“柳”と“燕”はよく組み合わせられ、

広重の「名所江戸百景 /八つ見のはし(夏の部)」にも描かれています。

コチラは花札の『柳に燕』。

全部で48枚ある花札には、12ヶ月分の季節に合わせた花や動物がそれぞれに描かれています。

先ほど春の訪れと夏の気配と言いましたが、

この札は“11月”の札なのです。ツバメが去り行く秋の札・・・。

それにしても、赤と黄が鮮やかなこと!!!


もくてん

木玩で知る『木玩事典』