粽と屈原5月5日は『端午の節句』です。その日いただく節句菓子といえば、柏餅。そして、もうひとつ。「粽(ちまき)」があります。その粽を持っている、この威厳のあるお方は「屈原(くつげん・紀元前343~277頃)」です。粽は、この屈原の悲しい話に始まるのです。屈原は、中国の楚の有能な政治家でした。しかし、ほかの官僚から妬まれ、陰謀により失脚・・・。最期には、国を思いながら川に身を投げて亡くなります。それを哀れみ、命日の5月5日、人々は米を入れた竹筒を川に投げ入れ供養しました。後に、笹などの草で包むようになります。これが粽のルーツ。2018.05.04 23:00五月和菓子